フライス盤が完成するまでには多くの工程がありますが、それらを簡易的にご紹介しながら、山崎技研の取り組みや各部署の仕事内容をご紹介します。
ヒアリング(技術営業)
当社の製品は、お客様のご要望や使用環境に合わせてカスタマイズされることがよくあります。最適な製品をご提案できるように、当社の営業マンは、現場調査しながらお客様との対話を通して、お客様の課題や目的を明確にして行きます。
また、本社工場や各種展示会にお客様をご案内し、製品を実際に体験してもらう事も業務の1つです。
設計・開発
お客様の要望や現場の特徴に合わせて、製品の外観、機能、性能、コストなどを考慮しながら、CADソフトを使用して製品の設計をし、図面を作成します。
設計・開発担当者には、技術営業、資材調達部門、製造部門との連携も求められるため、パソコンの前での業務に留まらず、電話での指示や現場を行き来することも多くあります。
資材調達・生産設計
作成された部品リストや図面を元に、製品製造に必要な材料や部品を調達します。資材調達では、品質、コスト、納期などを考慮して仕入先と交渉し、必要な部材を調達します。
当社の製品には、1,000点以上の部材が使用されるため、それらをデータベース化し業務効率化することも求められます。
部品加工
製品の組立に必要となる各種部品を加工します。当社は、加工部品の殆どを内製化しており、板金部品や、ベッド・コラム、テーブルなどの大物部品も加工しています。
お客様への納期が決まっているため、スケジュールを遵守しながらの確実な作業が求められます。
組立
出来上がった部品を組み立てて、製品を完成させます。組立には複数の工程があるため、作業内容に合わせて、製品を工場内で移動しながら各作業が行われます。
組立業務は、製品の品質に直結する最終工程のため、組立作業と同時に精密な検査もあわせて行われます。
出荷、サポート・メンテナンス
技術営業スタッフがお客様の現場に訪問し、当初の現場調査内容を元に、製品の精度が正確に発揮されるように完成した製品を現地で調整します。
お客様の現場では、長期間にわたり製品が使用されるため、機械のトラブル対応や点検、アフターサービスなども大切な業務の1つです。