株式会社山崎技研

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匠(技術者)の紹介

きさげ仕上げ 梅原 信一

仕事内容

【きさげ仕上げとは】
機械仕上げされた工作物の表面を、さらに人手により精密に仕上げること。機械加工ではできない微妙な調整が可能。これで作るきわめて浅い多数の凹みが油だまりとなり、すべり運動をより滑らかにすることができる。

こだわり/心がけ

道具への気配り

あまり見慣れないこの道具。これこそ美しいきさげ面を生み出す「スクレーパー」という刃物である。一人ひとりが自分好みに刃を打ったものは「ハイス」と呼ばれ、刃物を入れる際の独特の「しなり」を持っている。

少しずつ特徴の違うこの刃物を、きさげ職人一人一人が4~5本持っている。大まかに削り取る場合は標準的なものを、最後の細かい仕上げにはしなりの強いものをと、使う道具の選定も重要なのだそうだ。

どんな品物でも規格内の精度に納めるためには、「日頃からの道具のメンテナンスも大事なことの一つ」と、精度に対するこだわり同様、道具にも細かく気を配っているのだそうだ。

「ゼロ狙い」

「ゼロ狙い」できさげ仕上げを行うことが梅原のこだわりだ。ミクロン台で仕上げた機械加工後とはいえ、それぞれの部品の「クセ」や重力の影響などもあるため、ただ面を均一に仕上げれば良いだけのものではない。高精度な機械を作るためには、ベッド、サドル、テーブル、それぞれを組み上げた時にも同様の精度が出るように仕上げなければならない。

品物ごとに「ゼロ狙い」という高いこだわりを持って行うきさげ仕上げは、そのひとつひとつに「精度の良さをお客様に喜んでいただきたい」という、職人の熱い想いと手の温もりが込められている。

技能

鋳物の面に無数につけられた鱗模様。そのひとつひとつが(摺動面を)ミクロン単位で調整する役割を担っている。一人前になるまで10年はかかるといわれる「きさげ仕上げ」。それ自体が限られた者でしかできない技能とも言える。その道20年の梅原は、その中でも「あたり」(面を均一にすること)を最低限の回数でつけられる数少ない職人の一人だ。

そんな梅原も、「(注1)始めたばっかりの頃は、狙(ねろ)うた場所に全然当たらんかった。これっていうもんにするまで時間がかかったね」と昔を振り返る。

「今があるのも、自分に教えてくれた師匠のおかげ」。今度は自分が後輩を育てる番。当社が今後息長く続く企業になるための鍵は、一人の職人が握っているのかもしれない。

ものづくりへの想い

当社のフライス盤の長期に亘る精度維持と高剛性という特長は、「きさげ」なくして語ることはできない。梅原はそんな当社のものづくりに対してこう話す。「(注2)正直言うて、時代の流れに乗っちゅうとは言えん。それでもお客様に長いこと使ってもらえるうちの機械の良さは、(注3)無くしたらいかん」

現代のものづくりは「効率」重視。昔からある手間暇のかかることは無駄という考えも多いだろう。しかし、良いものはやっぱり良い。「(注4)良(え)いもんやきこそ残っちゅう伝統は受け継いでいくべき。(注5)手仕事やきこそできることをこれからも追求していきたい」。こんな想いが、見えない部分まで「うつくしい」山崎技研のフライス盤をこれからも守り続けていくに違いない。

<方言注釈>
注1:始めたばかりの頃は、狙った場所に全然当たらなかった。これというものにするまで時間がかかったね
注2:正直言って、時代の流れに乗っているとは言えない。
注3:無くしてはいけない
注4:良いものだからこそ残っている伝統
注5:手仕事だからこそ
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